カーネル(kernel)とは、オペレーティングシステム(OS)の基本機能の役割を担うソフトウェアを指します。
カーネルは、OSの中でも特に中核的なプログラムであり、ハードディスクやメモリなど、コンピュータの資源管理を行なっています。
カーネルは、アプリケーションの実行を許可し、プロセス管理を行います。また、安全なメモリへのアクセス管理や、コンピュータに接続された周辺機器のデバイス管理を行います。プロセス間の通信、割りこみ処理といった処理もカーネルによって行なわれています。
例えばLinux系OSは、OSの中核である「カーネル」と、OSを構成する「他のプログラム」から出来ています。
Linux系OSは無償というイメージがありますが、開発者のリーナス・トーバルズ氏が無償で公開しているのは、カーネルの部分です。
カーネルに加えて、Linuxカーネル上で動作するライブラリやサブシステム、アプリケーションソフトウェアなどをパッケージ化したものがLinuxディストリビューションと呼ばれており、様々な企業・団体から、商用あるいは無償で配布されています。