BCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)とは、機器故障によるシステム停止から、エリア停電・ビル火災といった局地災害、地震・洪水といった地域災害、情報漏洩まで、事業継続を阻む広範なリスクに備えて、事業を継続させる計画のことです。
BCP・DR(ディザスタリカバリ)「事業計画・復旧計画」と表現されることも多くあります。
東日本大震災以前は、自社内でのサーバー運用や駆けつけやすさ第一のインフラ(データセンター)を選ぶ傾向が高かったのですが、震災以降はデータ保全やシステムの継続運用に重点を置き、さらに無駄を省いたコスト削減への取り組みが多くの企業でなされています。
ネットワークを介してITリソースを利用できるクラウドの有用性が注目されており、企業システムのクラウド化が進んでいます。
万一の時に、システム停止に伴うリスクを最小限に留めるため、一般的には以下のようなポイントが重要となっています。
■災害に強い地域でのサーバー運用
■システムの分散運用(バックアップサイト)
■データの遠隔保管
■データセンターに入館しなくてもシステムを継続運用できる環境(クラウド化やオンサイト運用、システム運用代行などのサービス利用)
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