リソースは、直訳すると資源という意味です。
コンピュータの分野におけるリソースという単語には、使われる場面や状況によって意味合いが異なります。順番に説明していきます。
(1)ソフトウェアまたはハードウェアを動作させるために必要なメモリ容量、ハードウェア容量、またはCPUの処理速度のこと。
(2)システム開発に必要な人員や資金、設備など。または資料や情報源を指すこともあります。
プロジェクトマネジメントの分野でリソースという言葉が出てきたら、この意味だと思ってください。
(3)Windowsプログラミングにおけるリソースとは、プログラムが使用するデータのことを指します。
例えば、画像、テキスト、アイコン、ダイアログ、メニューの内容などをリソースと呼びます。プログラム内からこのデータを呼び出して使用します。リソースは、メモリにロードしたり破棄したりすることができ、その点がハードコーディングされたデータとの違いです。
(4)Windowsのシステムリソースのことを略してリソースと呼ぶことがあります。
システムリソースとは、特殊なメモリ領域のことであり、USERリソース、GDIリソースの2つがあります。この領域はアプリケーションソフトウェアが共通して利用します。