GTGとは、Gas Turbine Generatorの略でガスタービン自家発電機のこと。GTGは始動時間が短く、かつ冷却水も構造上必要ないため、1990年代から非常用発電設備として用いられるようになりました。
サーバーを管理・保守するデータセンターでも、災害時などの緊急事態において非常用電源は極めて重要な設備の一つです。
停電により電力会社からの電力供給が途絶えた場合、電力断なく瞬間的にUPS内部で商用電源から内蔵バッテリーへ回路が切り替わり電力供給が始まります。この供給中にGTGが作動し、発電が開始されます。
備蓄している燃料タンクの燃料によって連続運転が可能となっており、その燃料も必要に応じて優先的に燃料補給を受けられる供給ルートを確保しているのが一般的です。
IDCフロンティアのGTG設備は、万一の商用電力停電時に備え、月に一度の試運転点検はもちろん、年に一回の法定点検時に、電力会社からの電力をGTGに切り替える実負荷試験も行っています。