P2Vとは「Physical to Virtual」の略で、オンプレミス環境の物理サーバー上で稼働しているシステムを、クラウド上の仮想マシンへ移行することです。「VMインポート」とも呼ばれています。
似ている用語では、仮想マシンから物理サーバーへ移行することを指す「V2P(Virtual to Physical)」、仮想マシンから別の仮想マシンへの移行を指す「V2V(Virtual to Virtual)」などがあります。
オンプレミス環境のサーバーの保守切れやサーバーリソースの効率化・経費削減などの目的で、クラウドへ移行するケースが年々増えつづけています。
P2Vは稼働するサーバー上で構築したOSやアプリケーション、各種設定情報などを丸ごと移し替えることができるので、クラウド移行の際にとても便利です。
P2Vはソフトウェアを使って行うことができます。
代表的なものとして、VMwareやVirtualServerなどがあります。どれを使っても同じということはなく、システムや要望に合ったソフトウェアを利用する必要があります。
比較対象としては支援ツールの充実度、コスト、導入実績などを比較して、最適なソフトウェアを使ってP2Vを行います。