グリーン・グリッド・フォーラムにて講演
2011年06月13日
6月9日に開催された「グリーン・グリッド・フォーラム」にて、事業企画本部技術企画部 部長の山中敦が「震災前、震災後のデータセンターにおける省エネ」と題した講演を行ないました。
東日本大震災などの大規模災害の影響による計画停電や電力規制に対応すべく備えが必要とし、日本データセンター協会(JDCC)発行の節電マニュアルや、データセンターや一般的なマシンルームで活用できる具体的な節電対策を紹介しました。
また、震災以前から継続的に省エネに取り組んできた北九州データセンター(アジアン・フロンティア)における設備設計や運用の手法と考え方を紹介し、継続して測定しているPUE値からも改善傾向が見られると述べました。
山中は、講演を通じて「日本が誇る優れたデータセンターをベースにしたITの底力でこの難局を乗り切り、一日も早い復興に向けて力を合わせていきましょう。」と結びました。
続いて、「今、私たちにできること」と題したパネルディスカッションでは、進行役のグリーン・グリッド日本技術委員会代表の田口栄治氏、同副代表の藤江義啓氏、同メンバーの佐志田伸夫氏、富士通株式会社の永薗宏氏とともに山中がパネリストとして登壇しました。
各パネリスト達の震災当日の状況や、各社での具体的な節電方法などを発表しあった後、省エネ対策をする上で最も重要なのは、使用電力の因数分解と見える化であるという点で意見の一致をみました。
IDCフロンティアは、今後もこうした機会を利用して積極的に情報発信を行い、データセンターおよびクラウドコンピューティングサービスにおける、より効果的な省エネ対策の利活用を推進していきたいと考えています。