IDCフロンティア、データセンター・クラウド相互接続サービス「プライベートコネクト」を提供開始
セルフポータル型クラウドサービスとオンプレミス環境を高速でセキュアに接続
2012年12月06日
株式会社IDCフロンティア(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:真藤 豊、以下IDCフロンティア)は、利用者のWAN環境とIDCフロンティアの閉域網を、インターネットを介さず安全に相互接続する「プライベートコネクト」を12月6日より提供を開始します。
これにより、オンプレミスとクラウドおよびデータセンターとの閉域網によるプライベート接続が可能で、自社内や事業者など複数のITインフラ環境でのシステム構築や連携により、ITシステムの可用性向上や広域分散による事業継続性の確保が可能となります。
近年、ビジネスへの迅速な対応が強く求められています。企業の情報システム部門においては正しい経営判断に必要となる各種データやサービスの提供を取り扱うITシステムが、オフィスやデータセンター、クラウドなどに点在して保管されており、そのシステムやデータのシームレスな利用や集約が課題となっています。
この度提供する「プライベートコネクト」は、IDCフロンティアが各データセンター間やサービスを接続している閉域網へ利用者のWANを相互接続するサービスです。IDCフロンティアのデータセンターやパブリックおよびプライベートクラウドサービスと、利用者のデータセンターや他クラウドとの接続が行えます。
また、将来的にはプライベートコネクトに加え、IDCフロンティアの閉域網と外部通信キャリアとの相互接続や、他事業者が提供するクラウドサービスとの相互接続も予定しており、第一弾としてソフトバンクテレコム株式会社が提供する各種閉域ネットワークサービスとの接続を行います。
なお、プライベートコネクトの特長は次の通りです。
1.クラウドやデータセンターとお客様WANをインターネットを介さずL2およびL3で接続
2.IDCFクラウドのユーザーアカウント間や西日本および東日本のリージョン間(*1)接続
3.お客様WANとIDCフロンティアの閉域網接続の短納期化を実現
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■企業での利用ケース例
企業の情報システムネットワークとパブリッククラウドを、インターネットを経由しない閉域網で接続したハイブリッド運用の場合。リソース利用の最適化や段階的なクラウドへの移行など。
■ゲーム提供事業者での利用ケース例
IDCフロンティア クラウドサービス セルフタイプやマネージドタイプなど複数のパブリッククラウド間で稼働するサービスやゲームタイトルで顧客データベースを共有する場合。
■パブリッククラウドの異なるリージョン間を接続する広域分散クラウド
パブリッククラウドの異なるリージョン間を接続し、広域分散クラウドとしてシステム構築が可能。物理的な障害の影響を避けることができ、GSLB(Global Server Load Balancing:広域サーバー負荷分散)との組み合わせにより負荷分散やバックアップサイトへの自動切り替えも可能。
以上
*1 西日本(北九州)および東日本(首都圏/白河:予定)
<企業情報>
【IDCフロンティアについて】(http://www.idcf.jp)
社名:株式会社IDCフロンティア(IDC Frontier Inc.)
代表者:代表取締役社長 真藤 豊
事業内容:クラウド事業、データセンター事業、ホスティング事業、IPネットワーク事業、コンサルティング、システム構築・運営、その他
株式会社IDCフロンティアは、Yahoo! JAPANグループでクラウドコンピューティングとデータセンター事業を担う戦略的子会社として、クラウド事業、データセンター事業、ホスティング事業、IPネットワーク事業、コンサルティング、システム構築・運営を事業内容とし、日本のビジネスシーンの発展と活性化を支える情報技術基盤を提供しています。長年の経験で培った高信頼データセンターを全国10か所で運用しており、SaaS/PaaS/IaaSに代表される高付加価値サービスの開発と提供に取り組み、ビジネスユーザーのクラウドコンピューティングやオープンプラットフォームの利活用を推進しています。
<サービスに関する問い合わせ先>
■IDCフロンティア カスタマーデスク
Tel:0120-26-2725(平日9:00〜17:00)
E-mail:service@idcf.jp
<リリースに関する報道機関からの問い合わせ先>
■IDCフロンティア 広報宣伝グループ
電話:03-4354-0155
メールアドレス:pr@idcf.jp
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