プレスリリース(2012年)

国内初、IDCフロンティア クラウドサービスがクラウド統合運用管理ツール「Scalr」と連携開始

米国外のインフラ提供事業者としては初対応、マルチクラウド管理環境を提供

2012年11月01日

株式会社IDCフロンティア(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:真藤 豊、以下IDCフロンティア)は、クラウド管理ソリューションベンダーの米国Scalr社(スケーラー、本社:カリフォルニア州サンフランシスコ、代表取締役 兼 最高経営責任者:セバスチャン・スタディール、以下Scalr社)のクラウド統合運用管理ツールであるScalrに、クラウドコンピューティングサービスであるIDCフロンティア クラウドサービス セルフタイプ(以下、IDCFクラウド セルフタイプ)が米国外のインフラ提供事業者として初めて対応し、11月1日より全世界での利用を開始します。

Scalr社は国内のパブリッククラウドサービス提供事業者として初めてIDCフロンティアを採用し、利用者は国内外を問わずIDCFクラウド セルフタイプを含めたマルチクラウド環境を容易に構築可能で、サーバーやデータベースなども含めたシステムの自動拡張・縮退や管理を実現できます。

クラウドコンピューティングにおけるIaaSの分野は、仮想化技術やクラウド基盤にオープンソースのソフトウェアを採用するなどオープン化が進む中、マルチクラウド環境を実現する運用管理ツールにもオープン化の波が押し寄せています。その代表格であるScalr社は世界7000社以上の利用実績を誇るクラウド統合運用管理ツール「Scalr」を開発しており、米国の主要なパブリッククラウドサービスやCloudStackなどのクラウド基盤を用いたプライベートクラウドサービスに対応しています。サポートサービス付きの有償版の他、無償のオープンソース版も提供しており、小規模なスタートアップからより多くの人が容易に利用することが可能です。

IDCフロンティアは、2012年3月より米国RightScale(R)社のRightScale Cloud Management Platformにも対応しており、Scalrはクラウド統合運用管理ツールへの対応の第二弾となります。

クラウドアカウントの登録画面

なお、Scalrを利用することによる特長は次の通りです。

1.Web上で直観的なUIから容易な操作の習得とシステム構築が可能
2.サーバーやデータベースの自動複製・縮退(オートスケール)はしきい値だけの簡単な設定
3.障害時はデータベースのマスター/スタンバイ構成を自動切り替え
4.仮想マシンのリソースデータを自動でモニタリングしグラフで画面表示
5.Scalrオープンソース版の利用により自社内からクラウド管理も可能(*1)
6.LAMP構成や、RDBMS、KVS、ロードバランサーなどに特化したロールを標準で実装(*2)
7.仮想マシンと自動で関連付けされるDNS機能と持ち込みゾーンの管理も可能

ロール選択画面
リソースモニタリング画面
DNSゾーン管理画面

***

<Scalr Inc.,様からのエンドースメント>
今回の発表に対し、Scalr Inc.,のCEO、Sebastian Stadilは次の様に述べています。

IDCフロンティア クラウドサービスのScalrの対応により、IDCフロンティアは信頼性の高い世界レベルのクラウドソリューションを日本市場へ提供できると確信している。

Scalr Inc.,
代表取締役 兼 最高経営責任者
Sebastian Stadil

以上

*1 オープンソース版への対応は2012年11月末を予定。
*2 代表的なものとして、RDBMS(MySQL/PostgleSQL/Percona)、KVS(Memcached/Redis)、ロードバランサー(Nginx)などがあります。

<企業情報>
【Scalr社について】(http://scalr.net)
社名:Scalr Inc.,
代表者:代表取締役 兼 最高経営責任者 Sebastian Stadil(セバスチャン・スタディール)
事業内容:クラウド統合運用管理ツールの開発および提供
Scalr社は、プライベート、パブリック、ハイブリッドクラウド上でのサービス展開と管理を容易にするクラウド統合運用管理ツール「Scalr」を開発・提供しています。Scalrを使うことでインフラの運用自動化および構成管理が可能でシステムの統合管理が容易となるため、可用性の高いセキュアなクラウドインフラの運用を実現します。Scalrはオープンソースであり、Samsungのような大企業から、Homerun、myfitnesspal.comといった急速に成長するスタートアップ企業のパートナーとして信頼されています。

【IDCフロンティアについて】(http://www.idcf.jp)
社名:株式会社IDCフロンティア(IDC Frontier Inc.)
代表者:代表取締役社長 真藤 豊
事業内容:クラウド事業、データセンター事業、ホスティング事業、IPネットワーク事業、コンサルティング、システム構築・運営、その他
株式会社IDCフロンティアは、Yahoo! JAPANグループでクラウドコンピューティングとデータセンター事業を担う戦略的子会社として、クラウド事業、データセンター事業、ホスティング事業、IPネットワーク事業、コンサルティング、システム構築・運営を事業内容とし、日本のビジネスシーンの発展と活性化を支える情報技術基盤を提供しています。長年の経験で培った高信頼データセンターを全国10か所で運用しており、SaaS/PaaS/IaaSに代表される高付加価値サービスの開発と提供に取り組み、ビジネスユーザーのクラウドコンピューティングやオープンプラットフォームの利活用を推進しています。

<サービスに関する問い合わせ先>
■IDCフロンティア カスタマーデスク
Tel:0120-26-2725(平日9:00〜17:00)
E-mail:service@idcf.jp

<リリースに関する報道機関からの問い合わせ先>
■IDCフロンティア 広報宣伝グループ
電話:03-4354-0155
メールアドレス:pr@idcf.jp
Twitter公式アカウント:idcfrontier
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