プレスリリース(2012年)

IDCフロンティア、福岡県北九州市に新設計の環境対応型データセンター増設を決定

好調な大型需要への対応とクラウドサービスの拠点として5号棟を建設

2012年03月15日

株式会社IDCフロンティア(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:真藤 豊、以下IDCフロンティア)は、福岡県北九州市のデータセンター「アジアン・フロンティア」の5号棟(530ラック規模)増設を決定しました。3月中に着工し、2013年2月末の竣工を目標としています。

昨年10月に稼働を開始した3号棟のコロケーション利用は既に満床が見込まれ、現在建設中で2012年4月末に竣工予定である4号棟の予約も好調に推移していることから、新たに5号棟を建設することで、拡張性のある地方型データセンターへの移設にシフトしている大型案件や災害対策需要への対応、また、国内および海外からの利用も拡大しているクラウドコンピューティングサービスの西日本拠点として展開してまいります。

アジアン・フロンティア5号棟完成予想図
アジアン・フロンティア5号棟完成予想図

アジアン・フロンティアは、都市型データセンターが主流であった2006年頃に基本コンセプトが固められ、2008年に1号棟の運用が開始されました。近年になって相次いでいる地方への大型データセンター進出や、容易に拡張が可能なモジュール方式の先駆けとなったデータセンターです。また、大規模な外気空調も商用としては国内で初めて採用しており、すでに約3年半(*1)の運用実績がある環境対応型のデータセンター群です。北九州市は地震、津波などの自然災害が発生するリスクが少ないことでも知られており、ネットワーク接続拠点(IX等)や公共交通機関の整備状況など、その立地優位性から企業の大口採用が進んでいます。

新たに建設する5号棟では、従来の1〜4号棟での豊富な運用経験と蓄積されたノウハウを基に、温度、風速、気圧などのシミュレーションによって、さらに進化した最新鋭の外気空調システムを採用しています。物理学の原理原則を追求した建物形状と、従来の空調機をメインとし外気を補助とする方式から、外気をメインとし空調機での冷却を補助とする方式に進化、さらにデータセンター内の空気の搬送抵抗の極小化により、通年で約80%が外気での冷房を可能としています。これにより、データセンターで消費する電力の多くを占める空調電力の大幅な削減を見込んでおり、低ランニングコストでのデータセンター運用が可能です。

なお、現在建設中で2012年9月末に竣工予定の新白河データセンター(仮称:福島県白河市)でも同様の設計を導入しています。今回増設するアジアン・フロンティアの概要については、以下のとおりです。

以上

*1 2008年9月に1号棟竣工、同年10月稼働開始。

<企業情報>
【IDCフロンティアについて】(http://www.idcf.jp)
社名:株式会社IDCフロンティア(IDC Frontier Inc.)
代表者:代表取締役社長 真藤 豊
事業内容:データセンター事業、ホスティング事業、IPネットワーク事業、コンサルティング、システム構築・運営、その他
株式会社IDCフロンティアは、日本のビジネスシーンの発展と活性化を支える情報技術基盤を提供しています。長年の経験で培った高信頼データセンターを全国9箇所で運用しており、SaaS/PaaS/IaaS に代表される高付加価値サービスの開発と提供に取り組み、ビジネスユーザーのクラウドコンピューティングやオープンプラットフォームの利活用を推進しています。

<リリースに関する報道機関からの問い合わせ先>
■IDCフロンティア 広報宣伝グループ
電話:03-4354-0155
メールアドレス:pr@idcf.jp
Twitter公式アカウント:idcfrontier
Facebookページ:http://www.facebook.com/fb.IDCFrontier