ソフトバンクIDC株式会社（代表取締役社長：真藤 豊、本社：東京都新宿区、以下ソフトバンクIDC）は、自社でサーバーを構築することなく手軽にメールサーバーが開設できるメールホスティングサービス、『シェアドホスティング(Eメール)』の基本機能にスパムフィルタリング機能を追加した新サービスの提供を2008年11月4日より開始いたしました。

受信者の同意なく一方的に配信されるスパムメールは、同一内容が大量にそして時には繰り返し配信されるため、受信サーバーの負担となるだけでなくプロバイダー網やインターネットに深刻な被害をもたらします。また最近では、スパムメールはフィッシング詐欺や、マルウェア感染によるボット化など、犯罪やさらなるスパムメールの増加を引き起こす傾向があります。

『シェアドホスティング(Eメール)』はスパムフィルタリングサーバー経由でメールを受信します。スパムフィルタリングサーバーはスパムメールを自動的に隔離ボックスへ移動・隔離するため、お客様のメールボックスにスパムメールは配信されません。また、隔離されたスパムメールは、いつでもブラウザから確認でき、万が一スパムメールではないものがそれと判断されていた場合も、セーフリスト/ブロックリストへご登録いただくことで判定ルールをカスタマイズできます。

基本機能にスパムフィルタリング機能が追加された『シェアドホスティング(Eメール)』は、お客様がスパムメールと正常メールを選別し個別にメールクライアントを設定する必要はありません。また、スパムメールをメールボックスに送らないため、メールボックスの肥大化も防げます。なお、『シェアドホスティング(Eメール)』のサービス開始に伴いEメールサーバーを運用しているお客様がスパムフィルタリング機能のみをご利用になるゲートウェイタイプでのサービス提供も行います。

『シェアドホスティング(Eメール)』のスパムフィルタリングは、アイアンポートシステムズ株式会社（代表取締役社長：原田英昭、東京都港区、以下アイアンポート）独自のSenderBase®による送信元IPアドレスの評価による流量制限や、IronPort Anti Spam®「Context Adaptive Scanning EngineTM」(CASE)によるメールのコンテンツから複数要素（本文、ヘッダ、添付ファイル、参照を促すURLアドレス等）を精査する技術によってスパムメールか否かを検知します。アイアンポート社は国内No.1(注1)の出荷実績を持つスパムフィルタリングのリーディングカンパニーでありスパムメールのチェック機能で高い信頼性を実現しています。今回『シェアドホスティング(Eメール)』にアイアンポート社製品を導入したことで、検知精度の高いスパムフィルタリングが実行できるものと確信しています。

なお、スパムフィルタリング機能が基本機能に加わった『シェアドホスティング(Eメール)』のサービス提供は11月4日からです。すでに『シェアドホスティング(Eメール)』サービスをご利用いただいているお客様が新サービスをご利用になる場合は契約変更が必要です。
サービスの詳細は、http://www.sbidc.jp/services/hosting/mail.htmlでご確認ください。

ソフトバンクIDCはインターネットデータセンターとしてお客様のビジネスの安心・安全を確保したホスティングサービスを積極的に展開していくことで、ビジネスの発展と創造に寄与していきたいと考えております。快適なインターネット環境を確保するため社会的要請の高い分野におけるサービスの高度化と独自の視点によるサービス開発を今後も継続し、SaaS/ASP環境の整備とともに高い技術力と運用力によって、お客様に選ばれ、信頼させるホスティングサービスの提供に努めていく所存です。

以上

注1：ミック経済研究所調査
（情報セキュリティソリューション市場の現状と将来展望2008　【外部攻撃防御型ソリューション編】2008年5月発表）