グリーン・グリッド日本支部 2010年度メンバー総会にて講演
2010年12月24日
12月17日に開催された、グリーン・グリッド日本支部の2010年度メンバー総会で、ファシリティアーキテクトの山中敦が講演を行ないました。
「大規模外気空調システムを採用したモジュール型データセンターにおけるPUE指標を用いた省エネルギーの取り組み」と題し、10月に受賞した「グリーン・グリッド データセンター・アワード2010 特別賞」で評価された、アジアン・フロンティア(北九州)での大規模な外気空調システムや冷熱分離、送風抵抗の極小化によるPUE値の低減化、また、モジュラー・デザイン採用による効率的なエネルギー活用などについて述べました。
また、外気空調の大規模な実証実験や、継続的な省エネ施策の実施と計測値の収集、データセンターの廃熱利用による温室栽培の事例など、外気空調の冷却性能や安全性が実証できたことを紹介いたしました。
山中は、講演を通じて、「アジアン・フロンティアの実績と経験をもとに、さらに進化した最新鋭のデータセンター建設に取り組んでいきたい」と結びました。
IDCフロンティアは、今後もこうした機会を利用して情報発信に努めるとともに、データセンター事業の活性化に力を尽くしていきたいと考えています。