プレスリリース(2021年)

IDCフロンティア、データセンターとクラウドのネットワークセキュリティを強化

~不正侵入検知・防御に加え、セキュリティ監視センターによるマネージドセキュリティサービスも提供~

2021年05月27日

ソフトバンク株式会社の子会社でデータセンター・クラウド専業会社の株式会社IDCフロンティア(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木 勝久、以下「IDCフロンティア」)は、データセンターとクラウドサービスのネットワーク通信を監視し、不正な侵入を検知・防御する「不正侵入検知/防御サービス(IDS/IPS)」を強化し、新たに24時間365日体制のセキュリティ監視センター(SOC*1)によるマネージドセキュリティサービスも加え、2021年5月27日より提供開始します。

近年、企業のITシステムに対する外部からのサイバー攻撃が増加しており、その攻撃手法は高度化、巧妙化しています。また、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進により、クラウドへの移行が進む中で、オンプレミスとクラウドとの共存など、複雑化したインフラ環境でのセキュリティ対策も重要となっています。

このような中、企業においては、容易な導入が可能なセキュリティ対策システムに加え、専門家が脅威を分析して対策を提示するサービスなどへのニーズが高まっています。

IDCフロンティアでは、こうした要望に応えるべく、従来提供していた「不正侵入検知/防御サービス(IDS/IPS)」を強化しました。これに伴い、データセンターおよびクラウドへの攻撃や脅威に対する検知と防御だけでなく、攻撃や脅威に対してセキュリティの専門スタッフが対応を行う、セキュリティ監視センターによるマネージドセキュリティサービスもオプションとして提供します。

本サービスの特長は次のとおりです。

■特長1:データセンター、クラウドの利用に応じてメニューを選択

お客さまのニーズに応じて選択できる、物理アプライアンス型とクラウド型の2種類のサービス形態をご用意しています。物理アプライアンス型はお客さま環境での専有利用が可能で、ハウジング環境のネットワーク配下の通信を一括して監視することができます。また、クラウド型はデータセンターとクラウドの両方で使うことができ、対策が必要な機器にエージェントをインストールするだけで利用を開始できます。

■特長2:セキュリティ対策の導入および運用工数の削減

物理アプライアンス型は、機器の設置から設定と構築、さらに利用開始後の機器運用監視・保守までをIDCフロンティアが行うため、お客さまは入館作業や複雑な設定をする必要はありません。また、クラウド型は、初期設定作業やサービス開始前のチューニング作業をIDCフロンティアが行い、お客さまは対象機器にエージェントをインストールすることで、機器のセキュリティ運用監視が行えます。

■特長3:セキュリティ監視センターが24時間365日体制で監視

物理アプライアンス型とクラウド型のオプションとして提供するマネージドセキュリティサービスは、セキュリティアナリストがお客さまのシステム環境を24時間365日体制で監視し、セキュリティアラートが上がった場合は攻撃の有無や影響度など脅威の分析を行い、対策案を通知します。また、インシデント発生時は、攻撃の遮断などの一次対応やチューニングも行い、お客さまのセキュリティ運用を最適化します。

「不正侵入検知/防御サービス(IDS/IPS)」の概要

「不正侵入検知/防御サービス(IDS/IPS)」の概要



なお、「不正侵入検知/防御サービス(IDS/IPS)」のオプションであるマネージドセキュリティサービスには、SBテクノロジー株式会社(以下「SBテクノロジー」)の「マネージドセキュリティサービス(MSS)」を採用しています。

SBテクノロジー 取締役 常務執行役員 グループ事業統括 渡辺 真生氏からのエンドースメント

「この度のIDCフロンティアの『不正侵入検知防御サービス(IDS/IPS)』におけるマネージドセキュリティサービスの提供開始を心より歓迎いたします。企業に向けたサイバー攻撃は日々巧妙化し、その変化のスピードも加速しています。また、DX推進によりクラウドシフトや働き方改革が進む中、セキュリティも新たな環境への対応が求められるようになり、セキュリティ対策に新たな課題を抱える企業も増えています。SBテクノロジーのマネージドセキュリティサービスは、豊富な経験と深い知見をもつセキュリティアナリストによる監視・運用によりインシデントの早期検知と迅速な対応を実現し、お客さまのシステム環境のセキュリティレベル向上に寄与するものと確信しています。今後もSBテクノロジーは、IDCフロンティアと協力して安心・安全なIT環境づくりを支援し、お客さまのビジネスの成長に貢献してまいります。」

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■「不正侵入検知/防御サービス(IDS/IPS)」の概要

物理アプライアンス型
「1Gモデル/10Gモデル」

クラウド型
「Cloud One – Workload Security™」

基本機能 ・不正侵入検知(IDS)
・不正侵入防御(IPS)
・自動作成レポート
・死活監視運用
・不正侵入検知(IDS)
・不正侵入防御(IPS)
・自動作成レポート
・死活監視運用
オプション ・MSS(マネージドセキュリティサービス)
・SSL通信対応
・MSS(マネージドセキュリティサービス)
・SSL通信対応
対象サービス ・データセンター ・IDCFクラウド
・ベアメタルサーバー
・プライベートクラウド
・データセンター
初期費用(*2)
(税抜き)

450,000円

290,000円

月額料金(*2)
(税抜き)

137,000円より

36,000円/ライセンス
(追加:22,000円/ライセンス)

*1 SOC(Security Operation Center)

*2 基本機能の初期費用と月額料金です。オプションについては別途料金が必要です。

「不正侵入検知/防御サービス(IDS/IPS)」の詳細は次のURLをご参照ください。  https://www.idcf.jp/datacenter/managed/defense.html

以上

【IDCフロンティアについて】(https://www.idcf.jp)
社名:株式会社IDCフロンティア(IDC Frontier Inc.)
代表者:代表取締役社長 鈴木 勝久
株式会社IDCフロンティアは、ソフトバンクグループの法人向けデジタルインフラ事業会社として、データセンター、クラウド、レンタルサーバーなどを提供しています。大容量バックボーンネットワークと大規模データセンターを全国で展開し、中小規模からエンタープライズ企業まで、幅広いお客さまに高品質・高信頼のサービスを提供しています。