IDCフロンティア 『マネージドGSLBサービス』の提供を開始
データセンター事業者としては初 複数拠点間での負荷分散やネットワーク自動切替を実現
2010年09月01日
株式会社IDCフロンティア(代表取締役社長:真藤 豊、本社:東京都新宿区、以下IDCフロンティア)は災害等に備えた事業継続対策として、複数のデータセンター間での負荷分散や、プライマリサイトのダウン時にバックアップサイトへとネットワークを自動で切り替える『マネージドGSLB*サービス』の提供を、9月1日よりデータセンター事業者としては初めて開始します。
情報資産の重要性や事業継続への関心の高まりを受け、バックアップサイトやデータセンター冗長化などDR**/BCP***ソリューションに注目が集まる一方、そのために必要な設備投資や運用負荷は多くの企業にとって負担が大きく導入の障壁となっています。『マネージドGSLBサービス』は、全国各地に分散設置されているIDCフロンティアのデータセンターとGSLB機能を組み合わせることで、複数サイトにおける負荷分散やネットワークの自動切り替えに必要な設備投資や運用負荷を軽減し、低コストで利用可能なサービスです。
『マネージドGSLBサービス』は、お客様のサーバーおよびサービスの稼働状況を監視し、万一、ダウンを検知した場合、クライアントからのネットワークアクセスをお客様所定のバックアップサイトやSorryサーバーへと自動的に切り替えることでお客様サービスへの影響を最小限にとどめます。また、完全冗長化されたデュアルサイトのデータセンター間をまたがる負荷分散にも対応します。こうした災害対策用途以外にも、大規模メンテナンス時における代替サイトへの切り替えや既存設備にラック増設のスペースがない場合など、データセンターやクラウド上に新たに増設したサーバーに振り分けを行うといった利用も可能です。
なお、『マネージドGSLBサービス』は、バックアップ/振り分け先のサイトがIDCフロンティアの9つのデータセンターのいずれかに設置されている場合にご利用可能なサービスです。IDCフロンティアのデータセンターは、監視システムやセキュリティを備えた堅牢なファシリティと、高速かつ安定したインターネット環境、そして多様な運用サービスを提供しており、情報資産の運用管理に最適な環境を実現しています。すでにIDCフロンティアのデータセンターをご利用のお客様はもちろん、現在メインサイトを自社センター等で運用中のお客様も、DR/BCPソリューションのひとつとして、バックアップサイトのご利用とあわせてご検討ください。
『マネージドGSLBサービス』のサービスの概要は次の通りです。
『マネージドGSLBサービス』概要
1. 広域災害に対する事業継続をサポート
・地理的に異なる拠点間の負荷分散/ネットワーク切り替えを実現
・バックアップ/振り分け先サイトとしてIDCフロンティアの全国9箇所のデータセンターが
利用可能
2. オペレーションフリーのマネージドサービス
・お客様のGSLB機器の運用負荷はなく、万一のダウン検知時には自動的にネットワーク
の切り替えを実施
・DNS管理情報の設定のみで容易に導入が可能
3. 低コストでの利用が可能
・お客様のGSLB機器購入は不要、かつ安価にご利用可能
『マネージドGSLBサービス』対応シーン
・大規模災害などに対応する広域バックアップサイトを構築したい
・異なる拠点間で負荷分散されたデュアルサイトを構築したい
・大規模なメンテナンス実施に伴い一時的にアクセスを代替サイトへ振り分けたい
・アクセス増加等への対応としてサーバーを追加したいが、ラックやスペースの制約が
あり、別の拠点等でサーバーを増設して負荷分散したい
『マネージドGSLBサービス』URL:http://www.idcf.jp/services/option/gslb.html
IDCフロンティアは、インターネットデータセンターとして安心・安全なインフラ提供に努めてきました。今回提供を開始する『マネージドGSLBサービス』は、データセンター事業で蓄積したノウハウとネットワーク技術を組み合わせた信頼性の高いソリューションで、お客様の事業継続策の一助となるものと確信しております。IDCフロンティアは、今後もDR/BCPソリューションおよびデータセンターサービスの拡充に継続して取組み、お客様の事業発展の基盤となる情報資産の安心、安全を確保し、止まらない環境の実現に力を尽くしてまいります。
以上
* Global Server Load Balancing:広域サーバー負荷分散
** Disaster Recovery:自然災害などで被害を受けたシステムを復旧・修復すること。
また、そのための備えとなる機器やシステム、体制のこと
*** Business Continuity Plan:事業継続計画
なお、今回の『マネージドGSLBサービス』の提供開始にあたって、ソフトバンク・テクノロジー株式会社様、マクニカネットワークス株式会社様より、下記の通りエンドースメントをいただいております。
<ソフトバンク・テクノロジー株式会社様からのエンドースメント>
ソフトバンク・テクノロジーは、本日の『マネージドGSLBサービス』開始の発表を歓迎いたします。
当社は、クラウド事業者様のサービス立ち上げを支援する「Cloud Enabling ®」事業を標榜、推進しており、『マネージドGSLBサービス』プラットフォーム構築においても幅広い支援をさせて頂きました。IDCフロンティア様のデータセンター事業者としての強みを生かした本サービスは、低価格かつ迅速にお客様の事業継続性の向上を実現できるものと確信しております。今後もIDCフロンティア様と連携し、お客様のビジネスの成長を強力に支援するIT基盤の提供をしていく所存です。
ソフトバンク・テクノロジー株式会社
取締役営業本部長 鈴木 勝則
<マクニカネットワークス株式会社様からのエンドースメント>
マクニカネットワークスはIDCフロンティア様の『マネージドGSLBサービス』の発表を歓迎いたします。
『マネージドGSLBサービス』では、マクニカネットワークスの提供するCitrix® NetScaler® MPXの広域負荷分散機能をご利用いただいております。
マクニカネットワークスは、長年にわたって積み重ねてきたCitrix製品の技術ノウハウを活かして、IDCフロンティア様の安定したサービス提供を支えてまいります。
マクニカネットワークス株式会社
取締役 池田 遵
<会社概要>
社名: 株式会社IDCフロンティア(英文社名 IDC Frontier Inc.)
設立: 2009年2月2日
代表者: 代表取締役社長 真藤豊
事業内容: データセンター事業
ホームページ: http://www.idcf.jp
IDCフロンティアは、日本のビジネスシーンの発展と活性化を支える情報技術基盤を提供しています。長年の経験で培った高信頼データセンターを全国9箇所で運用しており、SaaS/PaaS/IaaSに代表される高付加価値サービスの開発と提供に取り組み、ビジネスユーザーのクラウドコンピューティングやオープンプラットフォームの利活用を推進します。