パソコンもサーバーも、コンピュータを使っているという点では同じです。
では、どこが違うのでしょうか?
まず、パソコンとは「パーソナルコンピュータ(personal computer)」を略した言葉で、簡単にいうと「個人用のコンピュータ」のことです。「PC」や「クライアントPC」などと呼ぶ場合もあります。
パソコンには「Windows10」や「Mac OS X」などのオペレーティングシステム(以下、OS*1)がインストールされており、個人利用に適した設定がされています。デスクトップ型やノート型などさまざまな形態があり、コンピュータを個人でも手軽に利用できることが特長です。
では、サーバーはどうでしょうか。
サーバーは自身がもっているデータやサービスなどを他のコンピュータ(クライアント)に提供する役割を担っています。そのため、サーバーには高い処理能力、安定性、信頼性が求められます。
それらの役割を十分に果たすことができるように、サーバーには専用のマシン(*2)やOSを利用します。
サーバー専用のOSには「Linux」や「Windows Server」などがあり、サーバーの用途によって環境を構築して利用します。
このように、パソコンとサーバーでは利用用途や目的が違うので、マシンやOSを使い分けて利用しています。
1OS:Operating System(オペレーティングシステム)の略。
コンピュータ機器の管理・制御を行ったり、キーボードやマウスなどから入力した情報をアプリケーションに伝える役割を果たす。
2マシン:コンピュータのこと。
仮想マシン、Linuxマシンなどがある。