兵庫県姫路市に2016年にオープンした「コワーキングスペースSHARES」。
一般的には個人が黙々と仕事をするイメージのコワーキングスペースですが、SHARESはアットホームな雰囲気で利用者同士の交流の促進や、創業期の起業者の広報・販促面での支援やジョブマッチング、SNSのセミナー開催など、人と人との繋がりを重視した幅広い活動を積極的に展開しています。
― ファーストサーバや「Zenlogic」を知っていただいたきっかけを教えてください。
前職、専門学校のWeb講師時代にイベントで「テンプレートキング(※1)」の存在を知り、配布されているWordPressのテーマでホームページ作成の講習などをやってみたい!と考え、産学連携の模索などいろいろと相談させていただいていました。
その後、SHARESのホームページを立ち上げる際、当時使っていたレンタルサーバーに使い勝手などの面で不満もあり、WordPressの運用やサポートなどを考慮して、ファーストサーバの「Zenlogic」を利用することを選択しました。
― 「Zenlogic」はどのようにご利用いただいていますでしょうか?
SHARESのホームページはもちろん、お客様から委託されたホームページの制作にもZenlogicを使っています。
1つのサーバー契約に複数のドメイン名を割り当てて、さらにドメイン名ごとにSSLサーバー証明書を設定していますが、そのような運用ができるのもZenlogicの便利なところです。(図1)
ちなみに、ホームページの運用開始後にSSLサーバー証明書を導入して常時SSL化するのは、規模や運用状況によって難しいケースもあるため、新しくホームページを始める際には常時SSL化(※2)を前提に準備しています。
※1) テンプレートキング
かつてIDCフロンティアで提供していた無料CMSデザインテンプレートサイト。
WordPress・MovableTypeの個人利用・商用利用可能なデザインテンプレートや画像素材を無料配布していました。
※2) 常時SSL化
Webサイトの全てのページを「https(暗号化)」にする新しいセキュリティの考え方。
誰もが安心してインターネットを利用できるように、世界中でWebサイトの常時SSL化が進められています。
― SHARESのホームページも常時SSLで運用されていますね。
実は、SHARESのホームページを開設した当初は、費用の面などからSSLを導入しておらず「http://」のURLで公開していました。
ただ、世界的な常時SSL化の流れもあって、ホームページの常時SSL化を検討し始めたとき、Zenlogicで無料のSSLサーバー証明書「Let's Encrypt」が利用できるようになったので、すぐに申し込みました。
その後、Zenlogicでシマンテックグループの無料のSSLサーバー証明書「標準独自SSL」が利用できるようになったので、今はこちらを使っています。
管理画面から簡単に申込みができて即日発行されるし、設定も簡単なのでとても使いやすいです。
現在は、SHARESだけでなく委託されたホームページなどにも複数導入しています。
― ホームページの常時SSL化の作業は難しかったですか?
Zenlogicの管理画面からSSLサーバー証明書を申し込み、ドキュメントルートなどをZenlogicの管理画面から設定するだけで環境を構築できました。
ホームページを構成するWordPressも、WordPressの管理画面での設定などを行い、無事に常時SSL化が完了しました。
ファーストサーバで公開されているマニュアルや電話サポートを利用しながら、思っていたよりもスムーズに作業をすすめられました。
SHARESのホームページでは、SSLサーバー証明書のお申込み~設定までの手順を、備忘録として公開しています。
― 「Zenlogic」をご利用いただいて、使い心地はいかがでしょうか?
一番満足しているのはサポート体制です。
マニュアルやFAQなどのドキュメントも充実しているのですが、やはり電話サポートが無料で用意されていることはとても安心感があります。
わからないことを相談すると、どんな内容でもスピーディーに解決できるので、何回も利用させていただいています。
また、Zenlogicはサーバーの管理画面が直感的でわかりやすいと思います。
以前に利用していた他社サーバーの管理画面は使いづらかったのですが、Zenlogicは必要な設定が直感的にできるように各メニューが配置されているので、あまり迷うことなく操作ができます。
VPSサービスでは「黒い画面」でしかできなかったようなことでも、Zenlogicなら管理画面で簡単にできるので気に入っています。
― 今後の展望についてお聞かせください。
現在、SHARESのホームページはサービス/業務内容の紹介やイベント案内がメインになっていますが、SHARESの利用者同士をつなげる役割をもっと強化したいと考えています。
将来的には利用者専用ページの提供や、利用者自身が投稿できるブログのポータル、利用者のオリジナルグッズの販売など、幅広く活用していく構想もあります。
これから起業する人は、広告やホームページに回すお金がなかなか出てこないので、SHARESのホームページに来れば宣伝ができる、という流れになればと思っています。
― ファーストサーバ、「Zenlogic」に期待することをお聞かせください!
SHARESのホームページを今後発展させていく上で、WordPressのプラグインなどを活用していくことも想定しています。
現在検討しているプラグインの中には、推奨動作環境に高めのスペックを要求するものもあります。
どんな形のホームページにも対応できるよう、Zenlogicがいつでも最新のスペックで利用できれば理想的です。
― ご期待に添えるようにがんばります。ありがとうございました!
2017年03月13日掲載
※ 掲載内容は、本事例の掲載日時点の情報です。
※ 2020年6月30日をもって電話サポートは終了しました。