導入ガイド

ネームサーバーの切替方法

現在ご利用中の他社ネームサーバーから、当社クラウドDNSにネームサーバーを切り替える手順をご紹介します。

なお本ご利用ガイドの内容と、現在お客さまがご利用中の環境とは異なる場合があります。ネームサーバー切り替えをご検討の際には、必ずクラウド DNSについてのサービス案内、サービス仕様をよくご確認いただきますようお願いいたします。

1. 作業概要

構成例

切替対象ドメイン

ドメイン名 TTL
example.jp 3600(1時間)

サーバー

種別 ホスト名(FQDN)
切替元ネームサーバー(他事業者等) ns01.example.jp
ns02.example.jp
切替先ネームサーバー(クラウドDNS) ns01.idcfcloud.com
ns02.idcfcloud.com
ns03.idcfcloud.com

工程 No 項目 内容 作業対象
準備 DNSゾーンの作成と認証
  • 切替元と同じ/ゾーンレコードを作成
  • ゾーン認証
切替先ネームサーバー
TTLの短縮
  • TTLを適切な長さに設定
切替元ネームサーバ
切替 ネームサーバーの切替1
  • NSレコード変更
切替元ネームサーバ
ネームサーバーの切替2
  • 親ネームサーバーのNSレコード変更
親ネームサーバー
事後 ゾーン削除
  • 不要になった切替元ゾーンを廃止
切替元ネームサーバ
TTLの修正
  • TTLを任意の値に設定
切替元ネームサーバ

2. DNSゾーンの作成

クラウドDNSに、切替先のDNSゾーンを作成します。
このとき、作成するDNSゾーンおよびレコードは以下の3点を除き切替元のDNSゾーンと完全に一致させるよう作成します。
 
SOA レコード・・・DNS ゾーン作成時に自動で登録されます。
DNS ゾーン自身の NS レコード・・・DNS ゾーン作成時に自動で登録されます。
TTL・・・適切な長さに設定します。そうすることで切替時に短時間での反映と、切戻時の影響時間を短縮することができます。本手順では値を”600”(10 分間)とします。
 
 
IDCFクラウドのDNSのページから「DNSゾーンの作成」をクリックします。
 

DNSゾーン作成画面

次の項目を設定し「作成する」ボタンをクリックしてください。

項目 種別
ゾーン名 登録可能なドメイン名一覧は画面のゾーン名をクリックしてください。
テンプレート 事前にテンプレートをご用意されている場合はお選びください。
メールアドレス SOAレコードに登録されるメールアドレスとなります。
TTL初期値 デフォルトTTLとなります。
説明 必要に応じて自由にご記入ください。
※ゾーン作成から 24 時間を超えた時点で課金開始となります。この際ゾーン未認証の場合も同様に課金対象となります。
※本サービスの月額料金は日割りに対応していません。

DNSゾーン作成画面

3. ゾーンの認証

本サービスに初めて登録するドメイン名の場合は、ドメイン所有権の確認のため、ゾーンの認証が必要となります。
(一度認証が成功すれば、次回以降は不要です。)

登録したDNSゾーンの画面上部の「認証する」をクリックします。

ゾーン承認画面

画面に表示された認証用のTXTレコード を、切替元DNSゾーンに登録します。設定後に「認証する」を押してください。

※現在ご利用中のネームサーバーを管理している事業者に依頼してください。自社でネームサーバーを管理している場合は自社にて変更をします。

ゾーン承認画面

もう一度確認されるので【はい】をクリックします。これで認証が完了したのでDNSゾーンが有効化され、クラウドDNSがネームサーバーとして機能するようになります。

ゾーン作成画面

4.切替先DNSゾーンへのレコード登録

切替元DNSゾーンに登録してあるレコードを、クラウドDNSのDNSゾーン「example.jp」に登録します。
全てのレコードを登録するまで①、②を繰り返してください。

①クラウドDNSのメニューから「+レコード登録」をクリックします。

レコード登録画面

②切替元に登録してあるタイプ、レコード名、TTL、値、を設定して「登録する」をクリックします。
TTLは切替のため一時的に600で設定します。(切替完了後に適切な値に変更してください)

レコード登録画面

5.DNSゾーンおよびレコードの確認

切替元と切替先のDNSゾーンとレコードの確認をします。
任意のターミナルからコマンドを使用して確認してください。

①切替元ネームサーバーと切替先のネームサーバーに登録されているNS レコードがそれぞれのネームサーバー自身を向いていることを確認します。
※クラウドDNSのNSレコードはデフォルト値”3600”(1時間)から変更できません。

切替元ネームサーバー 切替先ネームサーバー(クラウドDNS)
$ dig example.jp @ns01.example.jp. ns
;
;; QUESTION SECTION:
; example.jp   IN   NS

;; ANSWER SECTION:
example.jp. 86400 IN NS ns01.example.jp.
example.jp. 86400 IN NS ns02.example.jp.
$ dig example.jp @ns01.idcfcloud.com ns
;
;; QUESTION SECTION:
; example.jp   IN   NS

;; ANSWER SECTION:
example.jp. 3600 IN NS ns01.idcfcloud.com.
example.jp. 3600 IN NS ns02.idcfcloud.com.
example.jp. 3600 IN NS ns03.idcfcloud.com.

②切替先ネームサーバーに登録されているDNSゾーン「example.jp」のすべてのレコードが、切替元のDNSゾーンと同じ応答を返し、かつTTLが600になっていることを確認します。

切替元ネームサーバー 切替先ネームサーバー(クラウドDNS)
$ dig www.example.jp @ns01.example.jp
;
;; QUESTION SECTION:
; www.example.jp   IN   A

;; ANSWER SECTION:
www.example.jp 3600 IN A 203.0.113.1
$ dig www.example.jp @ns01.idcfcloud.com
;
;; QUESTION SECTION:
; www.example.jp   IN   A

;; ANSWER SECTION:
www.example.jp 600 IN A 203.0.113.1

6. 切替元ゾーンのTTL変更

切替元DNSゾーンのTTLを切替先ゾーンのTTLと同じく、適切な長さに設定します。
そうすることで切替時の短時間での反映と、切戻し時の影響時間を抑制することができます。
本手順では値を600とします。

 ※現在ご利用中のネームサーバーを管理している事業者に依頼してください。自社でネームサーバーを管理している場合は自社にて変更をします。
 

次のコマンドでレコードの確認をします。

①切替元ネームサーバーに登録されているゾーンのTTLが600になっていることを確認します。

切替元ネームサーバー 切替先ネームサーバー(クラウドDNS)
$ dig example.jp @ns01.example.jp. ns
;
;; QUESTION SECTION:
; example.jp   IN   NS

;; ANSWER SECTION:
example.jp. 600 INNS ns01.example.jp.
example.jp. 600 IN NS ns02.example.jp
$ dig example.jp @ns01.idcfcloud.com ns
;
;; QUESTION SECTION:
; example.jp   IN   NS

;; ANSWER SECTION:
example.jp. 3600 IN NS ns01.idcfcloud.com.
example.jp. 3600 IN NS ns02.idcfcloud.com.
example.jp. 3600 IN NS ns03.idcfcloud.com.

②切替先ネームサーバーに登録されているDNSゾーン「example.jp」のすべてのレコードが、切替元のDNSゾーンと同じ応答を返し、かつTTLが600になっていることを確認します。

切替元ネームサーバー 切替先ネームサーバー(クラウドDNS)
$ dig www.example.jp @ns01.example.jp
;
;; QUESTION SECTION:
; www.example.jp   IN   A

;; ANSWER SECTION:
www.example.jp 600 IN A 203.0.113.1
$ dig www.example.jp @ns01.idcfcloud.com
;
;; QUESTION SECTION:
; www.example.jp   IN   A

;; ANSWER SECTION:
www.example.jp 600 IN A 203.0.113.1

 ▼注意

ここから先の手順は必ず、上記手順であるTTLの短縮完了後に、変更前のTTLに設定されていた時間が経過し、 キャッシュが完全に消えてから実施してください。 キャッシュが残っていると切戻しが必要な際に時間がかかることで、名前解決に影響が出る時間が長くなる可能性があります。(本手順の場合は、初期TTLが3600なので、TTLを600に修正した時点から数えて3600秒(1時間)以上経過してから実施することになります。)


もし、何らかの理由で切替元ゾーンデータを変更して差分が発生している場合は、 両方のゾーンデータを一 致させてから切替を行うようにしてください。

7. 切替元ネームサーバーのNSレコード変更

切替元ネームサーバーに登録されているNSレコードを、次のクラウドDNSのホスト名のNSレコードに変更します。
切替が完了すると、どちらのネームサーバーに対しても名前解決クエリが発生することになります。

ホスト名(FQDN)
ns01.idcfcloud.com
ns02.idcfcloud.com
ns03.idcfcloud.com

 ※現在ご利用中のネームサーバーを管理している事業者に依頼してください。自社でネームサーバーを管理している場合は自社にて変更をします。

▼注意

切替元ネームサーバーでDNSレコード設定を変更できない場合は、上記までの手順を確実に完了したことを確認した後、「8.親ネームサーバーのNSレコード変更」手順から実施してください。ただし、この場合、インターネット上のDNSキャッシュサーバー群によって、切替元ネームサーバーの古いDNSレコード情報が繰り返しキャッシュされてしまう場合があるため、新しいDNSレコード情報が反映されるまでの時間が長くなる可能性があります。

NSレコードが確実に変更されたことを確認します 。
全ての切替元ネームサーバー(ns01.example.jp./ns02.example.jp.)に登録されているNSレコードが、クラウドDNSを向いていることを確認します。

切替元ネームサーバー 切替先ネームサーバー(クラウドDNS)
$ dig example.jp @ns01.example.jp. ns
;
;; QUESTION SECTION:
; example.jp   IN   NS

;; ANSWER SECTION:
example.jp. 600 IN NS ns01.idcfcloud.com.
example.jp. 600 IN NS ns02.idcfcloud.com.
example.jp. 600 IN NS ns03.idcfcloud.com.
$ dig example.jp @ns01.idcfcloud.com ns
;
;; QUESTION SECTION:
; example.jp   IN   NS

;; ANSWER SECTION:
example.jp. 3600 IN NS ns01.idcfcloud.com.
example.jp. 3600 IN NS ns02.idcfcloud.com.
example.jp. 3600 IN NS ns03.idcfcloud.com.
$ dig example.jp @ns02.example.jp. ns
;
;; QUESTION SECTION:
; example.jp   IN   NS

;; ANSWER SECTION:
example.jp. 600 IN NS ns01.idcfcloud.com.
example.jp. 600 IN NS ns02.idcfcloud.com.
example.jp. 600 IN NS ns03.idcfcloud.com.

切替元ネームサーバーと切替先ネームサーバーに登録されているすべてのレコードが同じ応答を返すことを確認します。

切替元ネームサーバー 切替先ネームサーバー(クラウドDNS)
$ dig www.example.jp @ns01.example.jp
;
;; QUESTION SECTION:
; www.example.jp IN A

;; ANSWER SECTION:
www.example.jp 600 IN A 203.0.113.1
$ dig www.example.jp @ns01.idcfcloud.com
;
;; QUESTION SECTION:
; www.example.jp IN A

;; ANSWER SECTION:
www.example.jp 600 IN A 203.0.113.1

名前解決のルートは、まだ・・切替元ネームサーバーを経由していることを確認します。

example.jp ドメインの名前解決ルート
$ dig example.jp ns +trace
;; global options: printcmd
. 518400 IN NS A.ROOT-SERVERS.NET.
. 518400 IN NS B.ROOT-SERVERS.NET.
. 518400 IN NS C.ROOT-SERVERS.NET.
. 518400 IN NS D.ROOT-SERVERS.NET.
;
;; Received 508 bytes from 127.0.0.1#53(127.0.0.1) in 0 ms
com. 172800 IN NS a.gtld-servers.net.;
com. 172800 IN NS b.gtld-servers.net.
com. 172800 IN NS c.gtld-servers.net.
com. 172800 IN NS d.gtld-servers.net.
;
;; Received 491 bytes from 202.12.27.33#53(A.ROOT-SERVERS.NET) in 1 ms

example.jp. 172800 IN NS ns01.example.jp.
example.jp. 172800 IN NS ns02.example.jp.
;; Received 94 bytes from 10.10.10.10#53(a.gtld-servers.net) in 106 ms

example.jp. 3600 IN NS ns01.idcfcloud.com.
example.jp. 3600 IN NS ns02.idcfcloud.com.
example.jp. 3600 IN NS ns03.idcfcloud.com.
;; Received 226 bytes from 199.43.135.53 #53(ns01.example.jp) in 107 ms

8. 親ネームサーバーのNSレコード変更

親ネームサーバーに登録されているNSレコードを、切替先ネームサーバーであるクラウドDNSに切り替えます。
登録するNSレコードは前項で確認したものと同じです。

切替完了時点から、キャッシュが切れるまではそれぞれのネームサーバーに対して名前解決クエリが発生し、キャッシュが切れてからは切替先ネームサーバーに対してのみ名前解決クエリが発生します。

 ※現在ドメインを管理している指定事業者(レジストラ)に依頼します。
 

親ネームサーバーに登録されているNSレコードが切替先ネームサーバーであるクラウドDNSへ向いていることを確認します。

親ネームサーバー 切替先ネームサーバー(クラウド DNS)
$ dig example.jp @a.gtld-servers.net.. ns
;
;; QUESTION SECTION:
; example.jp   IN   NS

;; ANSWER SECTION:
example.jp. 600 IN NS ns01.idcfcloud.com.
example.jp. 600 IN NS ns02.idcfcloud.com.
example.jp. 600 IN NS ns03.idcfcloud.com.
$ dig example.jp @ns01.idcfcloud.com ns
;
;; QUESTION SECTION:
; example.jp   IN   NS

;; ANSWER SECTION:
example.jp. 3600 IN NS ns01.idcfcloud.com.
example.jp. 3600 IN NS ns02.idcfcloud.com.
example.jp. 3600 IN NS ns03.idcfcloud.com.

切替元ネームサーバーと切替先ネームサーバーに登録されているすべてのレコードが同じ応答を返すことを確認します。

切替元ネームサーバー 切替先ネームサーバー(クラウド DNS)
$ dig www.example.jp @ns01.example.jp
;
;; QUESTION SECTION:
; www.example.jp   IN   A

;; ANSWER SECTION:
www.example.jp 600 IN A 203.0.113.1
$ dig www.example.jp @ns01.idcfcloud.com
;
;; QUESTION SECTION:
; www.example.jp   IN   A

;; ANSWER SECTION:
www.example.jp 600 IN A 203.0.113.1

名前解決のルートが切替先ネームサーバーであるクラウドDNSを経由していることを確認します。

example.jp ドメインの名前解決ルート
$ dig example.jp ns +trace
;; global options: printcmd
. 518400 IN NS A.ROOT-SERVERS.NET.
. 518400 IN NS B.ROOT-SERVERS.NET.
. 518400 IN NS C.ROOT-SERVERS.NET.
. 518400 IN NS D.ROOT-SERVERS.NET.
;
;; Received 508 bytes from 127.0.0.1#53(127.0.0.1) in 0 ms
com. 172800 IN NS a.gtld-servers.net.;
com. 172800 IN NS b.gtld-servers.net.
com. 172800 IN NS c.gtld-servers.net.
com. 172800 IN NS d.gtld-servers.net.
;
;; Received 491 bytes from 202.12.27.33#53(A.ROOT-SERVERS.NET) in 1 ms

example.jp. 172800 IN NS ns01.idcfcloud.com.
example.jp. 172800 IN NS ns02.idcfcloud.com.
example.jp. 172800 IN NS ns03.idcfcloud.com.
;; Received 94 bytes from 192.5.6.30#53(a.gtld-servers.net) in 106 ms

example.jp. 3600 IN NS ns01.idcfcloud.com.
example.jp. 3600 IN NS ns02.idcfcloud.com.
example.jp. 3600 IN NS ns03.idcfcloud.com.
;; Received 226 bytes from 210.140.183.65 #53(ns01.idcfcloud.com) in 107 ms

 ▼注意

ここから先の手順は上記の手順を確実に完了させ、以下を確認してから実施してください。

  ・登録しているすべてのレコードが名前解決できること。

  ・親ネームサーバーで設定されたTTLの時間が経過し、キャッシュが完全に消えていること。


キャッシュが残っている状態で切替元ネームサーバーに登録されたDNSゾーンを削除した際、名前解決に影響が出る可能性があります。以下に例としていくつかのTLDごとのTTLを記載します。本手順の移行対象の場合は”.jp”なのでTTL86400となり、切替完了時点から数えて86400秒(24時間)以上経過してから実施することになります。

TLD TTL
.jp 86400(24 時間)
.com 172800(48 時間)
.net 172800(48 時間)
※上記は参考情報となります。実際の切替の際にはお客さまにてご確認ください。

もし、切替先でキャッシュが切れる前にゾーンデータを変更する場合は、切替元と切替先両方のゾーンを一致させるようにしてください。

9. 切替元DNSゾーン削除

不要になった切替元ネームサーバーに登録されているDNSゾーンを削除します。DNSゾーン削除完了後は切替元ネームサーバーでの名前解決ができなくなります。

 ※切替元ネームサーバーを管理している事業者に依頼してください。自社でネームサーバーを管理している場合は自社にて削除をします。

削除した DNS ゾーンが消えているか確認

切替元ネームサーバーに問い合わせても名前解決できない(NOERROR 以外を返す)が、クラウド DNS に問い合わせた場合は名前解決できる(NOERROR を返す)ことを確認します。

切替元ネームサーバー 切替先ネームサーバー(クラウド DNS)
$ dig example.jp @ns01.example.jp. ns
;
;; ->>HEADER<<- opcode: QUERY, status:
REFUSED, id: 22168
;; QUESTION SECTION:
; example.jp IN NS

※ANSWER SECTION なし
$ dig example.jp @ns01.idcfcloud.com ns
;
;; ->>HEADER<<- opcode: QUERY, status:
NOERROR, id: 11036
;; QUESTION SECTION:
; example.jp IN NS

;; ANSWER SECTION:
example.jp. 3600 IN NS ns01.idcfcloud.com.
example.jp. 3600 IN NS ns02.idcfcloud.com.
example.jp. 3600 IN NS ns03.idcfcloud.com.

10. TTL修正

切替先 DNS ゾーンの TTL 変更
ネームサーバー切替のために設定していたTTLを600から任意の値に変更します。本手順では値を3600とします。TTL変更のやり方は「レコードごとに変更する」場合と「すべてのレコードをまとめて変更する」場合の二通りがあります。

まずクラウドDNSのメニューから「example.jp」ゾーンの一覧を開きます。

①レコード毎に変更する場合
TTLを変更したいレコードをクリックします。

レコード選択画像

「TTL」を600から3600に変更して「登録する」をクリックします。 同じように任意のレコードをすべて変更するまで繰り返してください。

レコード編集画面

②すべてのレコードをまとめて変更する場合

「+DNSゾーン詳細」をクリックします。

レコードをまとめて変更する場合画面

TTL初期値の右に表示されている「えんぴつマーク」をクリックします。

TTL初期値画像

初期値を3600に編集し「適用」をクリックします。

最後に「TTL一括変更」をクリックして完了です。

変更したTTLの確認
クラウドDNSに登録されているレコードのうち、上記でTTLを変更したすべてのレコードの TTL が3600になっていることを確認します。

切替元ネームサーバー
$ dig www.example.jp @ns01.idcfcloud.com
;
;; QUESTION SECTION:
; www.example.jp  IN   A

;; ANSWER SECTION:
www.example.jp 3600 IN A 203.0.113.1

以上で、クラウドDNSへのネームサーバー切替手順は終了となります。

11.お問い合わせ

クラウドDNSのサービスまたは使い方についてのご質問はIDCFクラウドポータルのチケットからお問い合わせください。
※ただし、本資料に関するご質問はサポートしておりません。あらかじめご了承ください。

クラウドコンソールTOPキャプチャ画像

12.用語集一覧

資料内の用語一覧

・ネームサーバー・・・権威サーバーや DNS コンテンツサーバーなどとも呼ばれる。ドメイン名の階層構造を構成し、名前情報を管理する。

・ドメイン・・・人間がわかりやすくコンピュータを特定するために使う文字列。階層構造で管理される。

・DNSゾーン・・・ネームサーバーがドメインを管理する単位。DNSゾーンはそれ自体のみで管理される。

・DNSゾーンデータ・・・DNSゾーンに設定されている情報。レコード、TTLなどで構成される。

・レコード・・・名前解決の問い合わせに対して、何を返すかを定義したもの。応答する内容によっていくつかのタイプにわかれる。

・TTL・・・問い合わせがあった内容をリゾルバがキャッシュしておく時間を定めたもの。一度キャッシュされると、キャッシュ時間がなくなるまでネームサーバーへの問い合わせは発生せずにキャッシュされた値を返す。

・リゾルバ・・・キャッシュサーバーやDNSリゾルバなどとも呼ばれる。ユーザー(クライアント)の要求を受けネームサーバーサーバー群によるドメイン名の階層構造をたどり、名前解決サービスを提供する。

・名前解決・・・要求されたドメイン名をIPアドレスに変換すること。(正引き)

・権威委譲・・・上位ドメインから下位ドメインにその管理権限を委譲すること。

・TLD・・・トップレベルドメインの略。ドメイン名前階層の中でルート直下に位置するドメインのこと。登録資格や管理団体によっていくつかの種類にわかれる。

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