実践活用ガイド

CDNのキャッシュ状態を確認する方法(レポート画面)

レポート画面では、CDNのキャッシュ状態をグラフィカルに表示します。
履歴画面とリアルタイム画面、2種類の画面があります。用途に合わせてご利用ください。

履歴画面の利用方法

特定の期間を指定したキャッシュ状況を確認できます。CDNが返却したHTTPステータスコード等の詳細情報も確認できます。
確認可能な項目はFastly社公式ドキュメントも合わせて参照してください。


指定された時刻にCDNへのリクエストがない場合、「対象のデータが存在しません」と表示されます。

履歴画面

部品名称と用途

番号 名前 用途
1 タイムゾーン選択プルダウン タイムゾーンを指定します。UTC(世界標準時)またはJST(日本時間)で指定します。デフォルトはUTCが選択されています。
2 日付指定プルダウン 選択肢に合わせて期間を指定できます。日付指定の補助としてご利用ください。
3 日付指定カレンダー 履歴の表示期間を指定できます。
4 集約単位指定プルダウン データの集約単位を指定します。「1日」を指定すると、日単位でデータを集約します。
5 リージョン選択プルダウン 特定リージョンのキャッシュ状況を確認する場合に利用します。全リージョンを指定する場合は「Global」をご利用ください。
6 集計方法選択プルダウン 凡例に表示されるデータの集計方法を変更できます。
7 グラフ種別選択プルダウン 表示されるグラフ種別を変更できます。詳細は「グラフの種類と表示内容」を参照してください。

グラフの種類と表示内容

グラフ名 内容
データ転送量 キャッシュ対象データの転送量(bandwidth)を表示します。
リクエスト数 CDNに対するリクエスト回数を表示します。
キャッシュ状態 CDNのキャッシュ状態を表示します。凡例の意味は「hits / miss / passについて」を参照してください。
キャッシュヒット率 リクエスト数におけるキャッシュHIT数の割合を示します。
CDNが返したHTTPステータスコード CDNからコンテンツを配信したときのHTTPSステータスコード概要を表示します。
キャッシュミス時のサーバー初期応答時間(TTFB) CDNがオリジンサーバーからコンテンツデータを取得する際、1byte目を取得するまでに経過した時間を示します(Time To First Byte)。
詳細パラメータ Fastly社公式ドキュメント に記載されているパラメータを1つ指定して表示します。対象のパラメータをテキスト入力してください。

期間の指定方法

確認したい期間をタイムゾーン選択プルダウンと日付指定カレンダーを利用して指定します。

hits / miss / pass について

キャッシュ状態ごとにラベルが付与されます。

グラフ名 内容
hits CDNに当該オブジェクトが存在したことを示しています。
miss リクエストしたときには、当該オブジェクトがCDNに存在していなかったことを示しています。
pass キャッシュをパスしてオリジンサーバーにアクセスした回数です。

リアルタイム

画面を表示している間、現在のCDNからの転送量の状況を表示します。
リクエストは20秒に1回行われ、X軸は最大15個まで表示されます。5分以上前のキャッシュ状態を確認したい場合、履歴画面をご利用ください。

CDNからの配信がない場合、「対象のデータが存在しません」と表示されます。

リアルタイム画面

グラフの種類と表示内容

グラフ名 内容
データ転送量 キャッシュ対象データの転送量(bandwidth)を表示します。
リクエスト数 CDNに対するリクエスト回数を表示します。
キャッシュ状態 CDNのキャッシュ状態を表示します。凡例の意味は「hits / miss / passについて」を参照してください。
キャッシュヒット率 リクエスト数におけるキャッシュHIT数の割合を示します。

サマリー表示について

画面上部のサマリーには最新のキャッシュ状態が表示されます。具体的にはグラフ右端の数値が表示されます。グラフが更新されるとサマリーの数値も更新されます。

リアルタイム画面のサマリー表示

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