導入ガイド

キャッシュの確認方法

CDNを通して配信するコンテンツは、設定された時間キャッシュされます。
キャッシュ時間の設定に関してはこちらをご確認ください。

ここでは、CDNで正常にキャッシュが行われているかを確認する方法をご紹介します。

1. UIを利用した確認方法

クラウドコンソールのCDN設定画面から、キャッシュを確認したいサービス名をクリックします。

UIを利用した確認方法

表示された画面上の「キャッシュ」をクリックします。

「キャッシュ」をクリック

キャッシュを確認したいWebページのURLを入力します。

WebページのURLを入力

「キャッシュを確認する」ボタンをクリックします。

「キャッシュを確認する」ボタンをクリック

POPサーバーごとにキャッシュ保持状態が表示されます。

キャッシュ保持状態が表示

列名 概要 JSONファイルで閲覧する場合のパラメータ名
POPサーバー FastlyのPOP識別子 pop
ステータス POPサーバーにキャッシュが存在する(キャッシュHITする)か
キャッシュあり:HIT
キャッシュなし:MISS
X-Cache
デバッグ情報 キャッシュ保持時間 キャッシュが保持されてから経過した時間(単位:秒) Fastly-Debug-TTL の5番目の値
例:(H cache-hnd18732-HND - - 203) であれば 203がキャッシュ保持時間
ステータスコード POPサーバーからのレスポンスのHTTPステータスコード
キャッシュなしの場合はオリジンから応答されたHTTPステータスコード
status
ハッシュID Fastlyのキャッシュ識別子 hash
キャッシュキー 詳細は こちらをご確認ください Surrogate-Key

詳細な結果を確認したい場合「JSON」ボタンをクリックしてください。キャッシュ確認結果のレスポンスパラメータをJSON形式で取得できます。

複数回ページを更新した上で、「ステータス:MISS」となっている場合、正常にキャッシュできていない可能性があります。

ファイアウォールの設定、またこちらの条件に当てはまっていないかをご確認ください。
お問い合わせの際は「ステータス:MISS」になっている「POPサーバー」「ハッシュID」パラメータの情報をチケットに記載してください。

2. ブラウザの検証機能を利用した確認方法

WEBブラウザの機能を利用することで正常にキャッシュが行われているか確認が可能です。Google Chromeを利用した確認方法をご紹介します。

キャッシュを設定したWEBページで右クリック→検証を選択します。

キャッシュの確認方法

表示された検証画面で「Network」のタブを選択し、WEBページを更新してください。

検証_ネットワーク

ページ下部にコンテンツ一覧が表示されるので、キャッシュの設定をしたコンテンツを選択します。

検証_コンテンツ一覧

正常にキャッシュされている場合「x-cache」というヘッダーの値が「HIT」と表示されます。
「x-cache-hits」はキャッシュが参照された(ヒットした)回数を表しています。

x-cache-hits

複数回ページを更新した上で、「x-cache: MISS」となっている場合や、上記のようなヘッダーが確認できない場合、正常にキャッシュできていない可能性があります。

ファイアウォールの設定、またこちらの条件に当てはまっていないかをご確認ください。

3. curlコマンドで確認する方法

お使いのコンソールから次のコマンドを入力してください。

curl -v "キャッシュを確認したいWebページのURL"  > /dev/null
							

正常にキャッシュされている場合、次のようなヘッダーが追加されます。

x-served-by: cache-itm18827-ITM
x-cache: HIT
x-cache-hits: 1
							

複数回ページを更新した上で、「x-cache: MISS」となっている場合や、上記のようなヘッダーが確認できない場合、正常にキャッシュできていない可能性があります。

ファイアウォールの設定、またこちらの条件に当てはまっていないかをご確認ください。

4. Fastly-debugヘッダーを用いた詳細情報の取得

curlコマンドで確認する際に、追加でFastly-debugヘッダーを付与すると、CDNに関するさらに詳細な情報を取得することが可能です。

Google Chromeなどのブラウザで確認する場合は、リクエストヘッダーを付与する拡張機能などをご利用ください。

お使いのコンソールから次のコマンドを入力してください。

curl -H "Fastly-Debug:1" -v "キャッシュを確認したいWebページのURL"  > /dev/null
							

コマンドを実行すると次のような詳細なヘッダー情報を参照できます。

fastly-debug-path: (D cache-itm18821-ITM 1580373898) (F cache-itm18827-ITM 1580373898)
fastly-debug-ttl: (M cache-itm18821-ITM - - 0)
							

ヘッダーの詳しい内容はこちらをご確認ください。

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