CacheDB

Cache Database

リアルタイム性を求める高速データ処理に最適
インメモリデータベースのマネージドサービス

CacheDBは、簡単かつ短時間でインメモリデータベースを使いはじめることができる、IDCFクラウドのマネージドデータべースサービスです。
ソフトウェアの不具合や脆弱性対応、監視や障害対応、バックアップなどの工数はIDCフロンティアが行うため、お客さまは設計や構築、運用にかかるコストを削減することができます。

シンプルなUIによる操作性の高さに加え、IDCFクラウドコンテナと併用することで、高いスケーラビリティを実現します。また、IDCFクラウドサービスと組み合わせることにより、ゲーム、広告、eコマース、医療、金融サービス、IoTなど、厳しい要件を持つビジネス向けのリアルタイムアプリケーションの構築に活用いただけます。

CaheDBはリアルタイム性を求めるシステムに最適なオープンソースソフトウェア「Redis」を採用しています。
Redis APIとの互換性を備え、Redisクライアントとのシームレスな連携を実現します。

CacheDBの特長

メモリ上にデータを格納し高速・低遅延で処理

CacheDBは、ミリ秒未満の応答時間を誇る、非常に高速なインメモリデータベースです。ストレージベースのIDCFクラウド RDBと比較して、より高速なスループットと、低遅延でのデータアクセスが可能です。これにより、最適化されたエンドツーエンドのハードウェアとソフトウェアスタックが、高度な要求を可能にします。

Redisを手軽にするマネージド型

マネージドのRedisサービス、CacheDBではハードウェアの管理やソフトウェアの不具合・脆弱性対応、セットアップ、監視、障害対応、バックアップなどはIDCフロンティアが行います。Redisマシンは常に監視され、故障時には自動で復旧するため、お客さまは、構築や設計、運用に関する工数を削減でき、アプリケーション開発に専念できます。

シンプルなスケーリング

CacheDBは、マシン1台から作成し利用開始可能です。最小4GBから最大64GBのメモリを搭載したインメモリデータベースを簡単に利用でき、OS領域などのボリュームは含んでいるため、必要なメモリサイズのみサイジングするだけです。
また今後の追加開発により、レプリケーション構成やクラスター構成も利用可能となる予定です。

為替変動に左右されないコスト計画

日本国内提供のメリットを最大限に、円安時でも価格が変動することはありません。確かなコスト見通しが確保できるので、中長期的なインフラ設計にも安心してご利用いただけます。
また、料金体系は、マシンタイプに応じたマシン料金のみ。クエリやネットワーク転送、IOPS料金は不要です。さらに、月額上限付きの従量課金制のため、予算超過の心配がありません。

耐障害性を重視した設計

Redisスナップショットを標準提供することで、最低限のデータの持続が可能です。障害や変更時のキャッシュしたデータへの影響を最小限に抑えることが可能です。
また今後の追加開発により、フェイルオーバー機能やクラスタリング機能よる冗長化も利用可能となる予定です。

安心のセキュリティと認証

CacheDBでは、パスワードやアクセス制御などさまざまなセキュリティをサポートしています。
また、CacheDBはISMAPの認定を取得したIDCFクラウドに属し、お客さまに安心してサービスをご利用いただけます。
※CacheDBのISMAPは2024年度に申請予定

こんな方におすすめ

リアルタイムアプリケーションを実現したい

アプリケーションの処理速度をあげて、ユーザーへのレスポンスタイムを最小化。ユーザーエクスペリエンスを向上させる手段が欲しい。

CacheDBの利用によりアクセス速度とスループットが向上し、データベースの負荷軽減を実現。
多くのユーザーが利用するアプリケーションの頻繁なリクエストも低遅延で処理し、データベースのコストを増やすことなく自在にスケールが可能になります。

導入のハードルが高い・管理が面倒

Redisやリレーショナルデータベースの構築と設定に手間がかかる。さらにインフラエンジニアが不足しており、複数インフラの運用管理には対応できないかも。

シンプルなUI/UXでスピーディーな立ち上げが可能。エンジニアの採用・育成コストを抑えて始めることが可能です。
また日本語によるサポートの標準提供もしているため、安心して運用いただけます。

構築済みのRedisサーバーを移行したい

既に利用中のRedisサーバーがあり、メンテナンスや日々の運用工数を削減したいが、ネットワーク構成など変更するのが面倒。

ご自身で構築・管理されているRedisサーバーを、ネットワーク構成を変更せずにCacheDBへ移行することができます。
また、Redis APIとの互換性を備え、Redisクライアントとのシームレスな連携も可能です。

構成例

セッションストア

ご利用シーン

ECサイトやSaaSサイトの構築
ロードバランサー配下の複数台のWebアプリケーションサーバー間でセッション情報を共有

ポイント

どのWebアプリケーションサーバーに分散されてもセッション維持が可能
シンプルなロードバランサー設定が可能に
セッション情報を高速に取得可能なためリクエストのレスポンスタイムにも影響なし

データベースキャッシング

ご利用シーン

ゲームや広告
RDB上のデータをキャッシュする

ポイント

データ参照をRDBより高速にアクセス
RDBの負荷軽減

仕様・料金一覧

サービス仕様

DBシステム	Redis 7.x
エンドポイント	FQDNによる接続。現状はグローバル接続のみ提供、今後プライベート接続追加予定です
冗長構成	シングル構成。今後追加予定です
マシンタイプ	メモリサイズに応じた5種類から選択
マシンタイプリサイズ	現在はCacheDB作成後のリサイズはできません。今後対応予定です
スナップショット	一定間隔（Redisデフォルト値）で、メモリ上のデータをボリュームに保存します
対応リージョン	作成先：東日本リージョン3 接続元：全リージョン/全ゾーン

仕様書（PDF）

FAQ（よくあるご質問）

サービス料金

マシンタイプ	メモリサイズ	Redis maxmemory	従量料金（時間単位）	月額上限料金
cache.XS4	4GB	1.7GB	19円	9,500円
cache.S8	8GB	3.4GB	32円	16,000円
cache.M16	16GB	6.8GB	45円	22,500円
cache.L32	32GB	13.6GB	88円	44,000円
cache.XL64	64GB	27.2GB	176円	88,000円