トピックス(2012年)

The Green Grid Forum 2012(サンノゼ)にて講演

2012年03月16日

3月7日に米国カリフォルニア州サンノゼで開催されたThe Green Grid Forum 2012で、日本データセンター協会(JDCC)の運営委員で国際競争力ワーキンググループリーダーである、事業企画本部事業企画部 部長の山中敦が講演を行いました。

「Japan DCs: How They Kept Running Even After The Earthquake」(邦題:震災後も走り続ける日の丸データセンター)と題した講演で、日本のデータセンターがいかに東日本大震災を乗りきり正常なオペレーションを継続できたかを日本のユニークな技術や運用事例を交え解説しました。また日本でITサービスを展開しようとしている海外事業者にとっての日本市場の魅力、アジア圏における戦略的立地の説明を行いました。

山中は講演を通じ、「大災害を事前に意識した日本のデータセンターは震災直後もオペレーションを継続でき、社会インフラとして機能し続けることができた。我々が経験したことや対災害技術、省エネ技術等を海外のデータセンター業界と共有することによりBCPやDRの見直しに役立ててほしい」と結びました。

  

また、「Current Barriers to Global Harmonization of Resource Efficient IT Initiatives」と 題したパネルディスカッションにも登壇し、3名のパネリストとともに、世界各国のデータセンター 関連の業界団体による省エネルギーや効率的なITリソースマネジメントに関する最新の動向について 意見交換を行い、日本の事例として東京都環境確保条例や電気事業法27条の発動による節電義務化に 対するJDCCの活動について紹介を行いました。

IDCフロンティアは、今後もJDCCでの活動を通して国内データセンター業界の活性化に力を尽くしていきたいと考えています。