プレスリリース(2016年)

IDCフロンティア、東日本地域に大規模クラウド拠点を新設

オールフラッシュクラウドに、さらなる高性能GPUサーバーを提供開始

2016年11月25日

株式会社IDCフロンティア(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石田 誠司、以下IDCF)は、同社のクラウドサービスである「IDCFクラウド」で、東日本地域では2カ所目となるクラウド拠点を新設し、本日より稼働を開始します。

今回、新設したクラウド拠点では、物理的に機器が分離された2つのゾーンを同時に提供開始します。また、国内でも最大級となるIPファブリックネットワークを全面的に採用することで、従来比16倍以上となる広帯域かつシームレスなゾーン間、サービス間の相互接続が実現しています。本技術を採用した新ネットワーク構成では今後、さらなる帯域の拡張が容易に可能となります。



今回の新拠点では、ディープラーニングに代表される高度なデータ解析を可能とする「NVIDIA(R) Tesla(R) GPUアクセラレータ M40」を搭載した仮想マシンを、IDCFクラウドの最上位タイプとなる「IDCFクラウド GPU BOOSTタイプ」として提供を開始しました。
これまで高額な初期投資が必要とされてきたGPU搭載サーバーをクラウドとして提供することで、初期費用0円、1時間400円の従量料金制で利用することが可能となり、分析基盤の構築や維持・運用の時間短縮とコスト削減を実現することができます。

今回構築したネットワーク構成は、東日本地域で提供する「IDCFクラウド」、「IDCFプライベートクラウド」、「データセンター(ハウジング)」で採用しており、各サービス間でボトルネックのないシームレスなデータ連携が実現しています。これにより、利用者が収集・蓄積したデータをGPUサーバーでデータを解析することで、AIによる自動回答や画像解析によるアップロード画像の自動分類などのシステム構築が可能となります。



なお、本ネットワークで採用したArista Networks様よりエンドースメントを頂戴しております。

データセンターネットワーキングソリューションのリーダーであるArista Networks, Inc.(本社:アメリカ合衆国カリフォルニア州 サンタクララ、Senior Vice President,Global Operations & Marketing:Mark Foss)は、こう述べています。「IDCフロンティアの新しいクラウド拠点のリリースを歓迎します。日本で最大規模となるVXLANネットワークで構築されるデータセンターにおいて、数多くある製品の中よりアリスタネットワークスの提供するソフトウェアドリブンクラウドネットワーキング製品を採用いただきました。今回のリリースにより、多くの日本のIT組織が自由かつ柔軟にコンピューティングリソースを活用できるようになるものと期待しております。

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■「IPファブリックネットワーク」とは
従来のレイヤー2ネットワーク技術の拡張限界を超える大規模でフラットなレイヤー3ネットワークを構築する技術です。ネットワーク機器のルーティングに BGP(Border Gateway Protocol)を利用することで機器の増設によりネットワーク帯域をスケールできるため、大規模なサービスの提供や運用に適しています。Facebookなどの海外大手ネットサービス事業者で採用(*1)されている技術です。

以上


*1 出典:「Introducing data center fabric, the next-generation Facebook data center network」(code.facebook.com)

<企業情報>
【IDCフロンティアについて】(https://www.idcf.jp)
社名:株式会社IDCフロンティア(IDC Frontier Inc.)
代表者:代表取締役社長 石田 誠司
事業内容:クラウドコンピューティング事業、データセンター事業
株式会社IDCフロンティアは、Yahoo! JAPANグループのクラウドコンピューティングとデータセンター事業を担う戦略的子会社として、クラウド、ビッグデータ分析、ネットワークセキュリティ、ハウジングなどのITインフラを提供しています。国内最大規模を誇る広帯域のバックボーンネットワークと圧倒的な拡張性を持つ最新鋭のデータセンターを首都圏・東日本・西日本で展開しており、サーバーセンターからデータを集積するセンターへの変革を推し進め、お客さまの課題を解決するとともにデータが生み出す新しい価値を提供しています。

<サービスに関する問い合わせ先>
■IDCフロンティア カスタマーデスク
メールアドレス:service@idcf.jp

<リリースに関する報道機関からの問い合わせ先>
■IDCフロンティア 広報グループ
メールアドレス:pr@idcf.jp