プレスリリース(2009年)

IDCフロンティア、シスコのNexus 7000を採用

次世代型データセンターの拡張に必要とされるニーズに対応

2009年08月04日

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株式会社IDCフロンティア(代表取締役社長:真藤 豊、住所:東京都新宿区四谷、以下 IDCフロンティア)は、本日、データセンターのコアL3スイッチとして、シスコシステムズ合同会社(社長 兼 最高経営責任者:エザード・オーバービーク、住所:東京都港区赤坂、以下 シスコ)のCisco Nexus™ 7000を採用したことを発表します。Cisco Nexus 7000は、10 ギガビット イーサネット ネットワークのために設計されたデータセンター向けスイッチング システムで、新しいデータセンターネットワークのための柔軟でスケーラブルなフレームワークを可能にします。

IDCフロンティアは、SaaSに代表されるデータセンターのアウトソース化のトレンドを受け、顧客数の増加と各顧客の利用帯域の拡大のためデータセンターの拡張を行っています。また、IDC 事業者として激しい競争を勝ち抜き、今後も継続的に成長を続けていくため、高収容性とあわせて高いレベルの SLAを遵守した高可用性、高信頼性のサービス提供に向け計画的な施設の拡充を図ってきました。

そしてこの度、高収容性、高可用性そして高信頼性を実現する次世代型センターのコアL3スイッチにデータセンター向けに開発された先進的なアーキテクチャを備えたシスコのCisco Nexus 7000を採用しました。本採用によって、イン サービスソフトウェア アップグレード(ISSU: In Service Software Upgrade)、プロセスリスタート、IETF準拠L3グレースフルリスタートが実現できるネットワーク環境を整え、LANやSANなどの異なるネットワークをひとつの物理ネットワークに統合するユニファイド ファブリックの構築やプラットフォームの展開が実現しました。
(下記ネットワーク構成図参照)

シスコは、IDC事業者やサービスプロバイダがクラウド サービスの基盤を構築することを支援するソリューションであるユニファイド サービス デリバリ(USD: Unified Service Delivery)を提供しています。そのソリューションは、ユニファイド コンピューティング システム(UCS: Unified Computing System)や Cisco Nexus スイッチなどの優れたデータセンター製品に、シスコのフラグシップ ルータである Cisco CRS-1 キャリア ルーティング システムとシスコの広範な IP NGN 製品というデータセンター用に最適化された新構成が組み合わされています。その結果、リソース利用の最適化、品質の確保、運用コストの大幅な削減が実現し、より有益で、より拡張性に優れたセキュアな仮想エクスペリエンスの提供が可能になっています。

IDCフロンティアは、インターネットデータセンターとしてお客様のビジネスの安心・安全を確保し、その発展に貢献してまいりました。今回のCisco Nexus 7000の採用によって、高度なセキュリティが確保されたプラットフォームの提供、場所に依存しないシームレスなサービス、そしてより迅速なサービスの提供を実現します。今後は、Cisco Nexus 7000以外の Nexus シリーズスイッチの採用や、ユニファイド コンピューティング システム(UCS: Unified Computing System)の利用までを視野に入れ、Unified Fabricを利用したクラウドサービスの提供を通じて、よりいっそうの高収容性、高可用性、そして高信頼性のサービス提供を実現し、お客様のビジネスの発展と創造に寄与していきます。

以上

<ネットワーク構成図>

データセンターのコアスイッチとしては、Cisco Nexus 7010が設置されており、その下にアグリゲーションスイッチとしてCisco Catalyst 6509が接続されています。ハイエンドなCiscoのデータセンター向けL3スイッチをコア、アグリゲーションに利用し、これからの顧客、およびトラフィックの増加に耐えうる収容性の高いプラットフォームを構築しています。USDをベースとしたデータセンタ設計、およびCisco Nexus 7000の採用によって以下を実現しています。

■高信頼性、高可用性の確保
冗長されたアーキテクチャをもつNexusをコアスイッチとして利用し、高信頼性・高可用性をより強化します。また、ISSUやステートフルプロセスリスタート機能を備えることで、ノンストップなデータセンターサービスの提供を目指します。

■高度なセキュリティが確保されたプラットフォームの提供
Nexusのセキュアなアーキテクチャを利用し外部からの脅威に備えます。

■場所に依存しないシームレスなサービス
全国各地に持つデータセンター間でシームレスな仮想化をサポートし、お客様のビジネスの継続性を確保することを目指します。

■より迅速なサービスの提供
あらゆるサービスに対応できる共通インフラを構築したことで、様々なお客様のリクエストに迅速に応えることが可能になり、サービス開始までの時間を短縮します。

*文中記載の社名および製品名は各社の商標または登録商標です。

【会社概要】
シスコシステムズ合同会社について
シスコシステムズ合同会社は、米国シスコ(NASDAQ:CSCO)の日本法人です。シスコは、ビジネスの基盤となるインテリジェントなネットワーキングソリューションから、音声、映像、データ、ストレージ、セキュリティ、エンターテイメントをはじめとする新しい分野、そして、人々の仕事や生活、娯楽、学習のあり方を一変させることのできるネットワーク プラットフォームの提案を目指しています。

*Cisco、Cisco Systems、およびCisco Systemsロゴは、Cisco Systems, Inc.またはその関連会社の米国およびその他の一定の国における登録商標または商標です。本書類またはウェブサイトに掲載されているその他の商標はそれぞれの権利者の財産です。「パートナー」または「partner」という用語の使用はCisco と他社との間のパートナーシップ関係を意味するものではありません。(0905R)


株式会社IDCフロンティアについて
IDCフロンティアは、日本のビジネスシーンの発展と活性化を支える情報技術基盤を提供しています。長年の経験で培った高信頼データセンターを全国9ヶ所で運用しており、SaaS/ PaaS/ HaaSに代表される高付加価値サービスの開発と提供に取り組み、ビジネスユーザーのクラウドコンピューティングやオープンプラットフォームの利活用を推進します。