プレスリリース(2007年)

日立情報システムズとソフトバンクIDCがインターネットDRサービスで協業

BtoC Webサイトに特化したディザスタリカバリサービスを提供

2007年08月30日

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

株式会社日立情報システムズ(執行役社長:原 巖、本社:東京都品川区大崎、以下 日立情報)と、ソフトバンクIDC株式会社(代表取締役社長:真藤 豊、本社:東京都新宿区、以下 ソフトバンクIDC)は、Webサイトのディザスタリカバリに特化したインターネットDR(Disaster Recovery)サービスの提供で協業します。

 日立情報が有するWebサーバの豊富な運用実績とセキュリティ対策の運用技術、ソフトバンクIDCが有する高品質のIDCと高速・高信頼のネットワークインフラを活かして、災害時でもサービスダウンが許されないBtoC Webサイトの運営企業(金融業など)に向け、高品質で低価格なディザスタリカバリサービスを提供します。

 日立情報では、システム運用事業の中核となるデータセンタを全国に配置し、業務ノウハウを活かしたアウトソーシングサービスを展開しています。その一つとして、セキュリティアウトソーシングに特化した「SHIELDセキュリティセンタ」を運営しており、高度なセキュリティ対策が要求されるWebサイトの運用で、多くの実績を有しています。
 ソフトバンクIDCでは、最新設備を備えたIDCを全国9ヵ所で展開しており、高品質な保守・運用・監視などのサービスを提供しています。大容量のインターネットバックボーンで日本国内の主要IX(注)およびISPに接続されており高速かつ安定したインターネット環境を提供しています。
 今回の協業では、ソフトバンクIDCの大阪地区のデータセンタ内に、日立情報が「SHIELDセキュリティセンタ」のバックアップセンタとして「SHIELD-DRセンタ」を構築し、Webサイトの運用に特化したディザスタリカバリサービス「インターネットDRサービス」を提供します。震災などの広域災害が発生して「SHIELDセキュリティセンタ」でお預かりしているWebサーバが利用できなくなった際、「SHIELD-DRセンタ」に用意したWebサーバに利用者を自動で誘導し、サービスの停止を防ぎます。

 「インターネットDRサービス」は、日立情報が営業、システム構築・運用を行い、ソフトバンクIDCがインフラ提供、技術協力を行います。今後も両社では、地域DRセンタの展開を検討するなど、インターネットDRサービスの分野で協業を強化していく予定です。

(注)IX(インターネットエクスチェンジ):複数のISPなどの相互接続ポイント

<「インターネットDRサービス」の価格>
100万円/月〜
(「SHIELDセキュリティセンタ」におけるWebサーバ運用サービスのご利用が前提となります)

<本協業による売上目標>
今後3年間で20社、15億円の売上(累計)を計画
(日立情報システムズの売上目標)

以上。

<会社概要>
ソフトバンクIDC株式会社
所在地:東京都新宿区四谷4-29
設立:1986年11月17日
代表者:代表取締役社長 真藤 豊
事業内容:届出電気通信事業者
データセンター事業、IPネットワーク事業、コンサルティング、システム構築・運営、その他付帯する一切の業務
ホームページ: http://www.sbidc.jp

ソフトバンクIDCは、全国9ヶ所でデータセンターを運用する国内最大級のデータセンター専業会社です。現在1,600社以上のお客様へネットワークセキュリティや運用監視を含む高品質のデータセンタソリューションを提供しています。高規格な設備に加え、65Gbpsの大容量バックボーンを有し、ISO27001およびITIL※準拠の運用フレームワークに基づいて専門技術者が24時間365日お客様機器の保守・運用・監視を行うなど高品質なマネージドサービスを特長としています。
※:ITIL:IT Infrastructure Library  イギリス政府が策定した、コンピュータシステムの運用・管理業務に関する体系的なガイドライン。